落花生のプランター栽培で大収穫のためにすること

落花生は,乾燥や病害虫に割と強く,栽培しやすく手間はそれほどかかりません。一般的には広い畑で露地栽培することが多いですが,プランターでも栽培可能です。

子房柄(しぼうへい)が地面に伸びる様は,他の野菜にはない珍しさがあって,栽培自体が面白いです。
また,美味しい茹で落花生は,採れたてしか味わえません。これが落花生栽培の一番の楽しみ。

5月中旬に栽培を開始して,収穫は10月中旬頃になるので,栽培期間は5ヶ月間程となります。



(1) 土の準備

落花生は栽培しやすく,土壌もそれぼど気を使わなくて大丈夫。
プランターの土を準備するポイントは,
  • 軽く柔らかい土に。
  • 苦土石灰は多く。
  • 窒素肥料は少なく。
  • 土寄せスペースを残す。

落花生は,花が落ちた後に子房柄(しぼうへい)と呼ばれるつるが地面に向かって伸びて,土の中にもぐって実が成ります。落花生の鞘(さや)が土の中で成長しやすいように,軽く柔らかい土が理想です。腐葉土をベースにした土づくりをします。

また,子房柄は先端が土の中に3〜5cm入らないと鞘として膨らみ始めません。確実に実成りさせるために,繰り返し土寄せを行って子房柄を土に埋めていきます。そのため,プランター栽培では予め土が追加されることを想定したスペースを空けておくことが大切。栽培開始時点からプランター容器一杯に土を入れてしまうのはNGです。

肥料の面では,カルシウム不足は空さやが多くなることから,落花生栽培にはカルシウムが必須。苦土石灰を多めに施します。


また,マメ科の植物には,根に根粒菌が共生してます。根粒菌は,空気中の窒素を養分として 取り込んでくれるので,窒素肥料は不要です。

窒素成分が過剰になると,茎や葉が徒長するだけで実が成らない つるボケ の症状に陥ることがありるため,油かすなど窒素肥料は控えます。



(2) 種まきと発芽

落花生は種まき後にカビてしまうことがあり,発芽率はそれほど良くありません。
種まきのポイントは,
  • 種まきは5月中旬以降。
  • 種は殻から取り出す。茶色の皮はそのまま。
  • 植える前に室内で発芽させとく。
  • 水に一晩漬ける はダメ。
  • 本葉が出るまで鳥対策。

落花生は寒さに弱く,発芽前に春の冷え込みを受けてしまうと失敗することが多いです。
暖かい日の続く5月中旬~末に種まきするのが無難です。

実際に芽が出てこなくて掘り起こしてみると,白くカビてしまっていたり虫にやられていることが多いです。
発芽に失敗してしまう理由としては,
  • 水分過多でカビる。
  • 土中で虫に食べられる。
  • 鳥に食べられる。
が考えられます。

そのため,種まきの前日に落花生の種を一晩水に浸けておくのはNGです。
また,発芽前に長雨にあたると,同様にカビてしまいます。

プランター栽培では,数個の種しか扱わないので,植える前に室内で発芽させておくのが良いと思ってます。
水で濡らしたティッシュやキッチンペーパーをお皿などの容器に敷き,その上に落花生の種を置いて,発芽するまで明るい場所に放置します。

水に浸けるのではなく,湿り気を与える程度の水分量にするのがポイント。
また,外に出すと鳥のエサになってしまうので,リビングの出窓など室内で行います。

条件が整えば,通常7~10日程で発芽します。芽と根が出てから そっと土に植えてあげると,栽培の成功率はかなりアップします。


落花生の株間は,最低20cm程度必要なので,プランター栽培では1本植えが基本。大きいプランターなら,株間をみながら複数本分の種をまきます。

発芽直後も豆を狙って鳥に荒らされることがあるので,不織布ネットを掛けたり,野良猫よけネットで保護しておくと安心です。苗サイズまで育ってくれれば,その先は放置してても勝手に育ってくれます。



(X) 土寄せ


落花生は,子房柄(しぼうへい)が土の中で確実に成長するように,株元に土を寄せて盛り上げます。これが土寄せです。

プランター栽培では畝(うね)を作るわけではないので,花が咲き始めた頃から数回に分けてプランターへ土を追加して,子房柄を土の中に埋めてあげるようにします。

収穫量を増やすには,この土寄せを小まめにしてあげることがポイント。一般的に1株で50鞘(さや)が目安です。



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